鎌倉・箱根の旅の3日目は、下田プリンスホテルで朝食を食べた後、伊豆半島を北上して、石川さゆりの歌で有名な天城峠と浄蓮の滝の見学です。天城峠への道中には、河津桜で有名な河津町があり、早咲きの河津桜が綺麗に咲いているのが車窓からも楽しめました。また、途中には、ループ回転をして高さを稼ぐ河津七滝ループ橋(七滝高架橋)などがあり、天城越えの道はとても急勾配であることが分かりました。しかし、肝心の天城峠は、旧街道の天城山隧道を含む天城路ではなく、新天城トンネルであっさりと通過してしまい、少し残念でした。
天城峠を超えてしばらく下ると「浄蓮の滝観光センター」に到着しました。観光センターの横の展望台からでも滝は見えるのですが、折角なので5分ほど下って滝の近くまで降りました。日本一の富山の称名滝には敵いませんが、前日の雨の影響か?水量も多くかなりの迫力です。滝の横の売店では、川原のワサビ田で栽培したワサビを売っています。「本物のワサビは美味いよ!」というおばちゃんの言葉につられて、ワサビ漬けを買いましたが、本当に美味しかったです。
浄蓮の滝を見学した後は、箱根の芦ノ湖へと向かい箱根関所 旅物語館で昼食を食べました。箱根関所から箱根海賊船 箱根町港までの道路は、箱根駅伝のコースになっており、海賊船乗り場の手前には、箱根駅伝の往路ゴールを示す標柱があり、その横には箱根駅伝ミュージアムがあります。
今日は時間がないので、ミュージアムの見学をせずに、直ぐに海賊船に乗って、対岸の桃源台港まで行って箱根ロープウェイに乗ります。途中で元箱根港へ寄るのですが、初日から怒っていた爺さんたちが下船して歩いているのを同じツアーの人が発見しました。近くにいた添乗員に告げると、大慌てで全速力で爺さんを追いかけて行って、桟橋の真ん中当たりで何とか爺さんたちを捕まえました。添乗員は、全速力で走り過ぎて息をゼイゼイ言いながら、「添乗員を置いて先に行くなんて・・・」と驚きと愚痴を呟いていました。初日から本当に人騒がせな爺さんですが、事無きを得て良かったです!
桃源台港についた後は、箱根ロープウェイに乗って大涌谷の見学ですが、天気が悪く霧がかかってほとんど何も見えません。仕方が無いので、大涌谷くろたまご館で名物の黒卵を食べましたが、表面が黒いだけで中身は単なるゆで卵です。写真を撮り忘れたので、HPから拝借した写真を載せておきます。・・・(笑)
今回の鎌倉・箱根の旅は、天候があまり良くなかった上、最初から岡山便が遅れ、鎌倉でバスが駐車場から出れずに爺さんが怒り出し、鎌倉駅で問題の爺さんたちが行方不明になり、3日目の箱根海賊船では途中で爺さんたちが下船してしまうなど、トラブル続きでした。しかし、そのお陰で江ノ電に乗ることができましたし、何とか全行程を無事に終えることができて、とても印象に残る旅行となりました。今度は、正月に箱根駅伝を見に行きたいですね!?