お金持ちとは，お金持ち「富裕層」とは？に示すように，保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた「純金融資産」が5000万円以上の世帯です。つまり，お金持ちになるには，「純金融資産」を5000万円以上に増やす必要があります。
純金融資産，金融資産，負債の関係は，次の純金融資産の式に示すとおりです。この式を見ると，お金「純金融資産」を増やすには，金融資産を増やすことが大切ですが，それと同時にマイナス要因である負債を少なくすることが重要だと分かります。
・純金融資産＝金融資産－負債････純金融資産の式
負債には，住宅ローン，教育ローン，自動車ローン，ブライダルローン，トラベルローン，デンタルローン，カードローンなど様々なものがあります。ローンという名前で誤魔化していますが，ローンは負債すなわち「借金」です。負債「借金」は，親などから借りた場合を除いて元金＋金利を返済する必要があります。支払う金利は，元金が大きいほど，借入期間が長いほど大きくなります。
例えば，住宅ローンを利用して，2000万円を金利３％，20年間，元利均等払いで借りると，合計で2662万円を返済することになり，元金2000万円の他に662万円も金利を支払うことになります。これでは，利払いによる支出が増えるので，金融資産も純金融資産も増えません。
すなわち，負債「借金」は，基本的に支出を増やして資産を減らすものであり，金持ちから遠ざかる可能性が高い行為です。負債「借金」は，出来るだけしない，しても出来るだけ少なく・短期間とし，早期に返済することが「純金融資産」を増やす＝お金持ちになる第一歩です。
この点を踏まえた上で，新お金持ちの方程式について考えてみたいと思います。
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