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尾道~しまなみ海道~呉の旅(1/3日目)

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 2024年11月上旬、金沢大学ワンダーフォーゲル部の同期会で、尾道~しまなみ海道~呉3日間の旅に行って来ました。大学を卒業してから40年以上も経った上、金沢から約500Kmも離れた広島県での開催にも拘らず、13名もの同期が集まって楽しい会となりました。
 初日は、富山から新幹線や電車を乗り継いで、新大阪経由で尾道まで移動しました。尾道駅前で集合した後、広島在住の同期の車に荷物を預けて、さっそく尾道の散策です。尾道観光協会おのなびの尾道市街地観光案内地図に示す「古寺めぐりコース」に従って、古寺を徒歩で順番に巡ります。

 古寺めぐりコースは、次の写真に示すように幅1~2mで車も通行できない石畳や階段の道が大部分です。また、かなり傾斜がある上、次のお寺までアップダウンを繰り返すので、とても疲れます。しかし、各古寺には、統一された分かり易い説明看板が設置されており、観光客にはとてもありがたいです。最初の古寺は、写真に示すように古寺めぐりコース出発点にある持光寺です。持光寺には、尾道に4件ある国宝のうち唯一の絵画である絹本着色普賢延命像があります。

 2番目の光明寺には、次のような説明看板があり、尾道を含む芸予諸島は、日本最大の海賊=村上海賊(水軍)の本拠地であったことが分かります。また、光明寺の本尊は、重要文化財に指定された平安時代後期の木造千手観音立像であり、村上海賊の有力武将が寄進したことが分かります。

 天寧寺は、説明看板に示すように、第二代足利将軍=足利義詮(よしあきら)が1368年に建立したお寺で、重要文化財の塔婆(三重塔)は1388年に建立されています。建立当初は五重塔でしたが、火事によって上部が焼失して、三重塔に作り替えられたそうです。天寧寺の三重塔、尾道の町並みと新旧尾道大橋を含む景色は、尾道を代表する景観として、地元の人々や観光客に親しまれています。

 古寺めぐりコースを半分ほど回った所で、尾道で創作活動行った画家・小林和作の関連施設を見学しました。今年がちょうど没後50年に当たることから、次の写真に示す小林和作の旧居や関連資料がある高橋家、オノツテビルヂングを見て回りました。

 最後は、尾道市役所の目の前にあるおのみち映画資料館を見学しました。「映画のまち・尾道」で撮影された小津安二郎監督普及の名作「東京物語」や、広島県出身の新藤兼人監督の「裸の島」などの資料、日活の古き良き時代の映画ポスターなどが展示されています。しかし、転校生、時をかける少女、さびしんぼうなど尾道三部作で知られる尾道出身の大林宣彦監督の資料がありません。尾道まちかど広報室のおのみち映画資料館の説明によれば、大人の事情らしいですが、大林監督ファンとしては、かなり残念でした・・・。

尾道まちかど広報室のHPより抜粋

 映画資料館を見学した後は、尾道市内の串揚げ金太郎で、夕食&懇親会を開催しました。串揚げ屋でたくさん食べて飲んだ後は、向島にある今晩の宿へと向かいます。写真に示すようなフェリーに乗って向島へ渡るのですが、乗船時間は5分も掛かりません。しかし、今晩の宿である「尾道やすらぎの宿しーそ」は、船着き場の近くの高台にあるため、高さ約15mを徒歩で登る必要があります。古寺めぐりコースで疲れた上に、たくさん飲んで酔っぱらった足には、とてもキツイ登りでした。宿に着いてお風呂に入った後は、二次会で再び飲んだことは言うまでもありません。・・・(笑)

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