年暮れ間近の2024年12月中旬に、妻と一緒に熊野三山と紀伊半島の旅に行ってきました。今回も阪急交通社のツアーを利用したのですが、いつもとは違って、FDAチャーター便で富山空港と南紀白浜空港の間を直接往復する旅です。
1日目は、集合時間が8:55と遅いので、自宅で朝ごはんを食べてから、自家用車で富山空港に向かいました。集合時間の少し前に空港に着いて、空港ターミナルの奥にある団体カウンターで受付を済ませました。しかし、飛行機の出発時間の10:25までは約90分もあるため、持参した文庫本を読んで暇をつぶしました。富山空港のような地方空港では、出発90分前の集合は、早過ぎて暇を持て余すので、せめて60分前の集合に変更して欲しいと思います。
今回利用したFDAチャーター便は、写真に示すように、座席数わずか84席の小型ジェットなので、東京便などの大型ジェットと比べると何となく不安です。しかし、機内に入るとほとんどの座席が富山弁を話す人で埋まっていて、何故かほっとしました!(笑)
さて、富山空港を10:25に出発したチャーター便は、約1時間後の11:35に南紀白浜空港に到着しました。富山から南紀白浜までは、電車や車では約6時間かかる所をわずか約1時間ですから、直行便の速さ・便利さは群を抜いています。そのお陰で、空港近くにある景勝地の三段壁と千畳敷を直ぐに見学して、さっそく南紀の雄大な自然に触れることができました。
千畳敷を見学した後は、空港から比較的近く、島の中央に円月形の穴がぽっかり開いていることで有名な円月島(高嶋)の目にあるレストラン珊瑚礁でランチを頂きました。まるまる一匹の伊勢海老・サザエ・ホタテ・サラダなどの他、店員さんによる伊勢海老の上手な剥き方の解説付きです。美味しい伊勢海老を食べた後は、腹ごなしに円月島の円がハッキリ見える撮影スポットまで歩いて、写真を撮影しました。レストランの反対側には、京都大学白浜水族館もあり、時間があれば見学したい場所です。
円月島を見学した後は、田辺湾を挟んで北側にある天神崎へと向かいます。天神崎は、日本におけるナショナルトラスト運動の先駆けとなった場所で、和歌山のウユニ塩湖・SNS映えする場所としても有名です。海岸には、非常に大きくて平らな岩礁が広がり、潮位が岩礁の少し上で風がないと、空や人物が鏡のような水面に反射して、ウユニ塩湖のような絶景を見ることができます。しかし、見学時には潮位が少し低く、写真に示すように、岩礁が露出して鏡の効果が少なくて残念でした。
天神崎の後は、今晩の宿である南紀白浜温泉の浜千鳥の湯海舟へと向かいましたが、直行便の効果で4ヶ所も観光しても、16時過ぎには宿に到着しました。ゆっくりとお風呂に入って、無料のアイスとビールを楽しんだ後、17:30と少し早い時間から夕食の会席料理です。料理は、写真に示すような食前酒・前菜、紀州船盛り、先椀、台の物など、ゆっくりしたペースで運ばれてきます。南紀は周りが海なので、海鮮には煩い富山県民でも、刺身や焼き物なども含めて合格点を出せる美味しさでした!
海舟は、ドーミーインと同じ共立メンテナンスのグループなので、夜泣きそば(ラーメン)が無料で提供されています。先ほど会席料理とお酒を十分に頂いたにも拘らず、無料と聞くと酔った頭では冷静な判断ができません!夜の10時にラーメンを食べて、直ぐに寝てしまいました!・・・(笑)