2日目は、夜の間に船が日本海を南西方向へ航行して舞鶴へ向かい、舞鶴港に上陸した私たちは、オプショナルツアー「舞鶴ハイライト観光(五老スカイタワーと舞鶴引揚記念館、海軍ゆかりの港巡り)」に参加して、舞鶴観光を楽しみました。
昨日は早めに寝たので、朝5:30頃に目が覚めて外を見ると、朝焼けの中で陸地がハッキリと見えてきました。陸地に近づいてスマホが使えるようになったので、Google Mapで確認すると、丹後半島の先端が見えているようです。テラスから見える範囲には、ほとんど雲がなく、波も静かなので、絶好の観光日和になりそうです。

私たちの観光ツアーの集合時間は8:15と早いので、6:30に朝食を食べるために9階のビュッフェへと向かいました。ビュッフェは、たくさんの人が順番待ちをしていましたが、朝食は多くの場所でサービスしているので、あまり混んでいない場所に並ぶと比較的スムーズに順番がやってきました。カウンターに並べられたサラダ、パン、卵、ハム、ベーコン、肉料理、パスタ、フルーツ、デザートなどの中から、自分の食べたいものを選びます。空いている席に座って朝食を頂くと、少し薄味ですが珍しさもあって美味しく感じました。飲み物は、冷たいミルクは美味しかったのですが、ジュースは水で薄めたような味ですし、コーヒーは豆なのにインスタントのような味がしました。自宅のドリップバックコーヒーを持参すればよかったと後悔しました。・・・(T_T)

朝食を食べた後は、出発の準備をして、8:00頃には船内の集合場所に集まりましたが、多くの乗客が様々なツアーに参加するので、案内されるまでに時間が掛かります。京都舞鶴港クルーズ船旅客ターミナルを出て、観光バスに乗車したのは、約1時間後の9:00頃になりました。
舞鶴には、城下町・商業港として発展した西港と軍港として発展した東港があり、その間には五老ヶ岳が聳えており、頂上付近には、五老ヶ岳公園と五老スカイタワーが整備されています。五老ヶ岳からの舞鶴湾の眺めは、過去に近畿百景の第1位に選ばれただけあって、写真のようにとても素敵な眺めです。西港の方を眺めると、私たちが乗って来たコスタセレーナ号をハッキリと見ることができ、その大きさを実感しました。



五老ヶ岳からの眺めを堪能した後は、再び観光バスに乗って、軍港として栄えた東港にある舞鶴引揚記念館へと向かいました。現地に到着すると、玄関には写真に示すように「本日休館日」と看板があって驚きました(@_@)が、特別に見学できるように手配して頂いたようです。舞鶴市と担当者に感謝、感謝です!

舞鶴引揚記念館は、第二次世界大戦後、旧満州やシベリアなどから海外引き揚げの日本海側の拠点となった舞鶴港の歴史を伝える施設です。館内には、写真に示すような過酷なシベリア抑留や引き揚げの史実が後世に伝わるような展示がしてあります。また、舞鶴港と言えば、息子=端野新二さんの帰還を信じて舞鶴港の岸壁に通い続けて1981年に81歳で亡くなった母=端野いせさんをモデルにした「岸壁の母」が有名です。しかし、バスガイドさんの話では、息子の新二さんは、シベリア抑留後に中国共産党八路軍に従軍した後、上海に居住して妻子をもうけていたことが2000年に分かりました。新二さんは、母が舞鶴で待っていることを知ってましたが、「自分は死んだことになっており、今さら帰れない」と帰国を拒んだそうです。信二さんの心中や事情は分かりませんが、せめて生きていることを母親に連絡をしていればと思いました。これも戦争の悲劇ですね・・・

舞鶴引揚記念館を見学した後は、日本の20世紀遺産20選に選定されている舞鶴赤れんがパークへと向かいました。駐車場から通路を歩いて赤れんがパークへと向かいますが、その際に古い赤れんが造りの舞鶴海軍需品庫8~6号棟の横を通って行きました。これらの倉庫群は、明治35年(1902年)に需品庫として建築された3連棟の2階建てれんが造り倉庫であり、古くて傷んでいるため、現在修理中でした。舞鶴赤れんがパークに到着すると、赤れんが倉庫をバックにした写真スポットがあって、多くの人が写真を撮っていました。


赤れんが倉庫群を見た後は、海軍ゆかりの港めぐり遊覧船に乗船するため、赤れんがパークに隣接する舞鶴市役所の横を歩いて通り、船着き場へと向かいました。船着き場には、写真に示すような遊覧船に乗り込みましたが、バスの乗客が全員乗っても、まだ座席が少し余るほどの大きさです。

舞鶴湾の心地よい潮風を感じながら、約30分の間、護衛艦や造船所など、海軍ゆかりのスポットを海上から眺めましたが、今日は運よくたくさんの護衛艦が停泊しています。写真に示すように、補給艦「ましゅう」、はやぶさ型ミサイル艇「うみたか」、護衛艦「あたご」、護衛艦「ふゆづき」、もがみ型護衛艦 (FFM)、ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」なぢ、多くの艦艇を見ることができました。




港めぐりをした後は、コスタセレーナ号に戻って、遅い昼食を頂きました。既に14時頃となってお腹が空いていたので、思わずあれもこれもとたくさん取ってしまいました。また、15:30からおやつタイムがあって、ここでもたくさん取ってしまい、完全に食べ過ぎです。旅行が終わった後の体重が心配ですが、今はそのことを考えないようにしています。・・・(笑)


お腹が一杯になったので、部屋で休んでいると、何か賑やかな音楽が聞こえてきました。デッキから下を見ると、岸壁にブラスバンドが勢ぞろいして、素敵な演奏をしています。よく見ると、横断幕には「輝け!成美サウンド」と書かれています。ネットで検索すると、京都府福知山市にある福知山成美高等学校吹奏楽部が、コスタセレーナ号の出航時間16:00に合わせて、演奏してくれているようです。とても素敵な曲を何曲も演奏して頂いた上、船が遠く離れるまで岸壁で手を振って頂いて、とても感激しました。福知山成美高等学校吹奏楽部の皆さん、素敵な演奏を本当にありがとうございました!


舞鶴港を出港した船は、韓国の釜山を目指して、速度を上げて日本海を西へと進みますが、大きな船なのでほとんど揺れはありません。その後、レストランで夕食とお酒を頂いて、今日も持参した本を読みながら、早めに眠ってしまいました。
