熊野三山と紀伊半島の旅の3日目は、本州最南端の潮岬を見学してから、南紀白浜のとれとれ市場で昼食とお土産を買い、煎餅工場を見学してから、FDAチャーター直行便で富山へ帰ります。
まずは、朝風呂に入ってからゆっくりと朝食を取りましたが、レストランやエレベーターでは、作業服を着たりビデオやカメラを持った人が沢山いて、皆さん早々と出かけて行きます。出発までの時間ラウンジでコーヒーを飲んでいると、隣の席に作業服を着てノートPCをチェックしている人がいます。ロケット関係者だと思って話し掛けると、今日11時からの打ち上げが決まったので、今から自分も現場へ向かとのことです。ロビーには、写真に示すようなロケット打ち上げ見学会場の案内が設置され、このホテルがロケットの見学基地であることを実感しました。
このままホテルで11時まで待って、ロケットの発射を見たい所ですが、ツアーの出発時間となってしまいました。最初の観光は、写真に示す潮岬タワーに登って、本州最南端から360度の景色を楽しみました。タワーの1階には、トルコ海軍のエルトゥールル号の模型が展示してあり、この付近で遭難して住民に救助された映画のことが書かれています。エルトゥールル号の遭難は、日本とトルコとの親交の象徴であり、12月初旬に秋篠宮様がトルコ訪問された時に話題となっていました。
潮岬タワーを出て、芝生広場から見晴台の方へ行くと、潮岬からさらに南に突き出た本当の本州最南端であるクレ崎が見えました。クレ崎の向こうには、何処までも広がる太平洋を外洋船が何隻も航行しているのが見え、北陸とは真逆の明るくて暖かい日差しに、ここが本州最南端であることを実感しました。
潮岬を出て南紀白浜へ戻るバスの中で、カイロスロケット2号機発射の11時になった時、他の乗客の大きな声で東の空を見ると、赤い炎と白い煙を出しながら上昇しているロケットが見えました。私たち夫婦やツアー参加者そして添乗員も、話題の民間ロケットの発射の瞬間を見ることが出来て、みんな興奮・感動しました!!その後、打ち上げに失敗したことをニュースで知って、みんなでガッカリしましたが、とても良い思い出になりました!?
ロケット発射を見た後、バスは、南紀白浜のとれとれ市場を目指して北西方向にひたすら走ります。到着後に、とれとれ市場2階にある海幸亭で、「本くえしゃぶしゃぶ海の幸御膳」を頂きましたが、シコシコした食感のクエが美味しかったです。昼食を食べた後は、とれとれ市場1階を見学したのですが、西日本最大級の海鮮マーケットと言うだけあって、新鮮なお魚の販売・食事、和歌山のお土産、BBQコーナーまであって、とれも広くて様々な物を売っています。迷ったあげく、うに三味、焼きえいひれ、みかんポン・みかん七味セットなどをお土産に買ってしまいました。
とれとれ市場の後は、海鮮せんべい南紀へ移動して、無料コーヒーを飲んでから、工場見学をしました。工場では、写真に示すように、大きな機械に作業員が何人も付いて、とても丁寧に煎餅を作っている様子が分かります。20種類以上もある煎餅を散々試食した上で、いかげその唐揚げ、南紀ミックスなどをさらにお土産に買いました。添乗員さんが言うように、やっぱり富山県人はお土産を買うのが好きなようです!?・・・(笑)
せんべい工場の見学を最後に、南紀白浜空港から再びFDAチャーター直行便に乗って帰路につきましたが、僅か約1時間で富山空港に到着しました。今回の旅では、FDAチャーター直行便を使うことで、富山からは遠くて行き難い紀伊半島の世界遺産である熊野古道・熊野三山・那智の滝を簡単に楽しむことが出来ました。また、ニュースにもなったカイロスロケット2号機の発射を現地で見ることができ、とてもラッキーでした。FDAチャーター直行便は、とても速くて便利なのであれば、またをこれを利用して何処かへ行きたいと思います!