雲仙・長崎・軍艦島の旅(3/4日目)の三日目は、雲仙温泉を出発して長崎へ向かい、軍艦島=端島を見学してから、ハウステンボスの見学&宿泊しました。
長崎では、まずゴシック調の国内現存最古の教会である国宝大浦天主堂の中に入って礼拝をしました。しかし、教会の内部は撮影は禁止ですので、外階段から教会の外観を撮影しました。教会の直ぐ隣には、グラバー邸のあるグラバー園があるのですが、今回は軍艦島の見学があるのでパスとなりました。
大浦天主堂で礼拝した後は、長崎港を挟んで反対側にある稲佐山観光ホテルで昼食です。稲佐山へ登る狭くて急な坂道の途中では、バスガイドさんが福山雅治の実家で、おじさん?が住んでいるという家を教えてくれました。確かに福山の表札が掛かっているのですが、今は誰も住んでいないように見えました。稲佐山観光ホテルからは、長崎の街が一望でき、軍艦島ツアーの船が出る長崎港ターミナルや国際ターミナルに接岸している巨大な豪華客船も見えます。目を凝らすと豪華客船の奥には、今見学したばかりの大浦天主堂も見えました。
稲佐山観光ホテルで昼食を食べた後は、軍艦島ツアーの船が出る長崎港ターミナルへと向かいます。今回の軍艦島上陸周遊クルーズで乗船したのは、2009年に軍艦島上陸観光が解禁となった時に初上陸を果たした「やまさ海運のマルベージャ号」です。13:00に長崎港を出港して、13:30頃に軍艦島=端島のドルフィン桟橋に到着しました。
軍艦島に上陸してからは、案内に従って班ごとに第1~第3見学広場へと向かい、その場所で上陸ガイドが様々な説明をしてくれます。第1見学広場では、最も高い場所に4階建ての建物が見えるのですが、この建物は三菱の幹部社員の社宅とのことです。また、右側に見える大きな建物は、端島小・中学校の建物です。小・中学校の左側にある建物は、最も大きな工員社宅で、その屋上には幼稚園もあったそうです。
第2見学広場に移動すると、正面に見えるのは総合事務所で、右側に見える第二立坑坑口桟橋跡から地下の坑道に下りたそうです。山の上に見える建物は貯水槽で、本土から水道が引かれるまでは、船で水を運んでここに一旦水を貯めてから、島内に配水したそうです。
第3見学広場に来ると、北西側に多くの住宅棟が立ち並んでいるのが見えます。北西側からは、台風や冬の嵐による波風がとても大きいため、住宅棟を防波堤のように立てたそうです。正面の建物は、30号棟と呼ばれている日本で最も古い鉄筋コンクリートのアパートで、既にかなり崩れていて危険な状態になっています。
島内の見学が終わると、再び船に乗って島の周りをクルーズします。船内では、先ほど見学した島内の施設を海上から案内してくれます。北西側に回ると、端島が軍艦島と呼ばれるようになった理由が分かる景色となり、乗船したほとんどの人が写真を撮ったりビデオを撮影していました。
軍艦島上陸周遊クルーズの後は、ハウステンボスの見学&宿泊となります。私は、一度行ったことがあるのですが、妻が行ってみたいということで、今回のツアー参加となりました。ハウステンボスでは、入口からホテルまでが遠い上、周遊バスの本数が少なくてとても時間が無駄になります。また、ホテルには温泉がないので、温泉まで送迎バスで行く必要があるという点も不満です。しかし、売り物のイルミネーションはとても綺麗ですので、これを目当てに行く人は満足できると思います。