雄大な大地を感じる北海道の旅の3日目は、阿寒湖温泉を出発して南西方向へと向かい、紫竹ガーデンを見学した後、とかち帯広空港から富山へと帰るコースです。
まずは、朝早く起きて、あかん遊久の里鶴雅の屋上にある「天空露天風呂 天女の湯」へ行きました。屋上へと続く階段の温度計を見ると、約16℃を示しており、さすがは北海道!真夏でも寒いと感じました。露天風呂からは、写真に示すように、目の前に阿寒湖や阿寒連山が広がっており、とても素晴らしい眺めでした。空を見上げると、尾羽の部分が白い大きな鳥が上空を旋回しており、北海道東部に生息しているオジロワシだと分かりました。一緒に露天風呂に入っている人たちに、上空を指差して教えてあげると、「初めてオジロワ尾羽の部分が白シの本物を見ました!ありがとうございます!」と凄く感謝されました。本当は、私も実物を見るのは初めてです・・・(笑)。


露天風呂に入った後は、和洋中の朝食バイキングを食べてから、観光バスに乗って出発です。1時間ほと走って休憩したのは、足寄町にある道の駅あしょろ銀河ホール21です。道の駅には、足寄町出身の歌手・松山千春の記念碑やギャラリーがあり、写真にある記念碑の中の手形のボタンを押すと、名曲「大空と大地の中で」が流れます。
道の駅あしょろを出た後、バスは、北海道の大空と大地の中をひたすら走ります。バスの車窓からは、写真に示すように、初日には天気が悪くて見えなかった十勝平野とその奥に広がる日高連峰を見ることができました。


1時間半ほど走って、やっと今日の観光地である紫竹ガーデンに到着しました。紫竹ガーデンは、北海道帯広の郊外、十勝平野の田園地帯に広がる広大なお花畑の観光ガーデンです。約15000坪のガーデンには、季節を通して約2500種の花々が咲いています。写真に示すお花の帽子が無料で借りられるので、これを被って記念写真を撮ると、なかなか素敵な写真が取れます。本当は、ここで昼食を頂く予定だったのですが、FDAの都合で出発便の時間が早くなったため、代わりにお弁当をバスに積み込んで、十勝おびひろ空港に向けて出発しました。


紫竹ガーデンを出発したのは、まだ11時10分頃でしたが、荷物になると思ったのか、多くの人がバスの中でお弁当を食べていました。私たちは、朝食バイキングのダメージが残っていたので、十勝おびひろ空港に到着してから食べることにしました。しかし、11時30分過ぎには、空港に到着してしまったので、ダメージの残るお腹にお弁当を詰め込むのは大変でした(笑)。十勝おびひろ空港では、写真に示す12:30発のFDA直行便に乗り込んで、これで富山空港まで一飛びだと安心しました。

飛行機は、十勝おびひろ空港を出発した後、東北地方の上空を経て、新潟県の佐渡島を横目に見ながら、順調に富山湾上空まで来ました。しかし、ここで外国人機長から、「富山空港から着陸許可が下りないので・・・、着陸が少し遅れます・・・」と、たどたどしい日本語での案内がありました。その後、10分、20分と時間経っても、飛行機は、富山湾上空をグルグル旋回し続け、機窓からは、写真に示すような能登島や能登半島が何度も見え隠れしています。少し不安になって来た所で、今度は日本人副機長から「富山空港の出発便が遅れているため、上空待機をしていますが、間もなく許可が下りて着陸できる予定です」との案内がありました。その後しばらくして、飛行機は、無事に富山空港に着陸して、ツアーは無事終了となりました。発着便が1日に10本もない富山空港で、30分近くも上空待機を経験するとは、驚くと同時に非常に貴重な経験でした。

今回の雄大な大地を感じる北海道の旅は、キャンセル期限の間際になって、FDAの都合で帰りの飛行機の出発時刻が大幅に早くなり、3日目の予定が大幅に変更となしました。このため、3日目の六花亭帯広本店や幸福駅の見学が無くなり、紫竹ガーデンでの昼食がお弁当に変更となりました。急な予定変更に驚いて、メールで料金の減額または代替えサービスを要求したのですが、阪急交通社からは、「減額も追加サービスもありません!」と木で鼻をくくった返事でした。よほどキャンセルしようかと思ったのですが、妻が前々から楽しみにしていたので、そのまま参加することにしました。ところが、参加直前になって、阪急交通社から、お詫びとして四季彩の丘におけるトラクターバスの無料追加、お土産として六花亭バターサンドの無料提供の案内がありました。おそらく、多くの参加者から抗議があって、これらのサービスを追加したのだと思います。急に予定を変更すれば、参加者から抗議があるのは当然であり、事前に対応を考えた上で、予定変更の案内を出すべきだったと思います。
今回の旅は、FDAの都合で3日目の観光が短縮されましたが、阪急交通社の添乗員さん、帯運観光バスの運転手さん、バスガイドさんがとても良かったので、素晴らしい旅になりました。また、機会があれば、釧路湿原なども訪ねたいと思います。