雲仙・長崎・軍艦島の旅(2/4日目)の二日目は、「さんふらわあ(くれない)」が到着した別府港から観光バスに乗って、九重”夢”大吊橋、祐徳稲荷神社、雲仙温泉へと向かいます。
大阪南港から19:05に出発したフェリーは、夜中に瀬戸内海を航行して、朝6:55に別府港へと到着しました。瀬戸内海を航行する大型フェリーは、ほとんど揺れませんのでゆっくりと寝ることが出来て、寝ている間に大阪から九州に到着するのでとても体が楽です。ただし、別府港に到着する前に朝食を取って身支度を整える必要があります。そのため、朝食は5:30からですので、その点が少し難点と言えば難点です。しかし、天気が良かったので、別府湾の東から登る御来光を拝むことができました。また、早朝に別府港から九重町へと移動したので、途中の道では、湯布院の町が雲海で覆われた幻想的な風景も見ることができました。
九重”夢”大吊橋は、長さ390m、高さ173m、幅1.5mの『日本一の高さ』を誇る歩道専用の吊橋です。橋の上からは、「日本の滝百選」にも選ばれた「震動の滝・雄滝」や「雌滝」を望むことができます。豪快な滝の音に加え、足元には筑後川源流の鳴子川渓谷の原生林が広がり、紅葉の時期にまた来てみたいと思いました。
九重”夢”大吊橋を見学した後は、九州縦貫自動車道を通って大分県から佐賀県に入りました。鹿島市の割烹清川で昼食を取った後、日本三大稲荷の一つと言われている祐徳稲荷神社に参拝しました。立派な楼門をくぐって境内に入ると、正面には神楽殿があり、右側の階段の遥か上に本殿があります。足腰の弱い方のために、本殿右側には有料のエレベータが設置してありますが、四国の金毘羅様ほどではないので、頑張って登って参拝しました。
本殿を参拝した後、案内を見ると奥の院まで300mと書いてあります。折角ここまで来たので、300mなら行ってみようと思って登り始めたのですが、登っても登っても奥の院に着きません。階段も段々と急になって、20分ほど登ってバテバテになった頃に、やっと奥の院に着きました。奥の院の前の展望台からは、有明海から佐賀市方向を一望することができました。
祐徳稲荷神社に参拝した後は、今夜の宿泊地である雲仙温泉の界雲仙へと向かいます。ホテルに荷物を置くために部屋に入ると、窓の外には既に噴気が上がっており、ホテルの裏には雲仙地獄が広がっていることが分かります。ホテルから歩いて雲仙地獄の見学に向かいましたが、至る所で噴気が上がっている上、予想以上に広くてびっくりしました。
雲仙地獄の見学をした後は、温泉に入って、それからお楽しみのお食事です。特別会席ということで、見栄えを重視したなかなか工夫した料理でした。しかし、宝樂盛りの八寸と御造りは、それぞれの量が少ないように感じました。また、台の物の和牛ロースと伊勢海老の鍋は、別々にした方が良いように思いました。でも、全体として、見栄えも良くて美味しかったです。