2日目は、ホテルからの出発が9時と遅いので、朝起きてからゆっくりと朝風呂に入って、朝食を食べてから部屋で少しのんびりしました。ホテルの窓から外を見ると、写真に示すように、阿蘇カルデラの外輪山が朝日を浴びてとても綺麗です。ほぼ同じ高さの山が、壁のように周りを取り囲んでいて、自分たちが阿蘇カルデラの中にいることを実感しました。

ホテルを9:00に出発したバスは、外輪山をどんどん登って行って、阿蘇カルデラの北側で最も高い標高約936mの大観峰へと向かいます。駐車場から歩いて大観峰展望所へ登って南側に目を向けると、カルデラの中央に阿蘇五岳を望むことができます。バスガイドさんよれば、阿蘇五岳は、お釈迦様が仰向けに寝た=涅槃像のように見えるそうです。左側から、お釈迦様の顔が根子岳、胸が高岳、腹が中岳、膝が杵島岳と烏帽子岳に相当するそうです。今日のように、中岳からは噴煙が出ていると、地元の人は「お釈迦様が臍で茶を沸かしている」と言うそうです。

また、北側に目を向けると、外輪山の上部に大草原が広がっているのが見え、そのはるか向こうには、九州最高峰の中岳(標高1791m)を含む九重連山を望むことが出来ます。さらに、西側に目を向けると、有明海を挟んで遠くに雲仙普賢岳が見えていました。霞んでいて写真には写りませんでしたが、とても天気が良くて、360℃の展望を楽しむことができました。

大観峰から360℃の眺望を楽しんだ後は、外輪山の上からカルデラ内の阿蘇谷へ下って、阿蘇谷の東側にある阿蘇神社へと向かいます。阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の歴史を有する古社です。2016年の熊本地震では、重要文化財の楼門を始め、拝殿なども完全に潰れてたのですが、約1年前に復旧工事が完了したそうです。写真に示す復旧された楼門から境内に入って、同じく復旧された拝殿に行って、お祈りをさせて頂きました。

阿蘇神社の参道は、他の神社のように縦に延びておらず、楼門前から左右に参道が延びている点が変わっています。バスガイドさんが、参道の左側にある「たしろや」の万十(回転焼き)、右側にある「とり宮」の馬コロッケを勧めていました。ガイドさんの言葉につられて、思わず両方とも食べたのですが、両方とも美味しかったです・・・(笑)。

阿蘇神社で参拝した後は、阿蘇カルデラの中央にあり、阿蘇山を代表する観光地のひとつである草千里ヶ浜へと向かいます。草千里は、阿蘇五岳の烏帽子岳の北麓に広がる、直径約1kmの広大な二重の火口跡で、夏には広々とした草地の中で牛や馬が草を食む風景が人気です。しかし、真冬の草千里には、写真に示すように枯草が広がり、火口跡には雪が積もって寒々としています。

草千里東側の丘の上に登ると、写真に示すように、噴煙を上げるダイナミックな阿蘇中岳火口を見渡すことができます。しかし、丘の上は、快晴なのにとても風が強く、体感温度が低くて長い間景色を楽しむことができません。熊本でも冬は、高い山では雪が降るし、とても寒いということを実感しました。


草千里ヶ浜と中岳火口の雄大な景色を堪能した後は、山道を下って阿蘇谷へ戻り、日本料理さか本で昼食です。お昼から、写真に示すような美味しそうな郷土料理が並んでおり、食欲をそそります。辛子蓮根、馬刺し、だご汁、高菜飯など、どれも美味しいのですが、私は、この中でも、ピリリと辛い辛子蓮根が気に入りました。

昼食を頂いた後は、阿蘇カルデラから菊池市を通り、熊本市の北に位置する山鹿市へと向かいます。山鹿市では、昭和63年に国指定重要文化財に指定された「八千代座」を見学しました。八千代座は、明治43年に建設された芝居小屋で、昭和40年代頃からは廃屋同然となっていましたが、重要文化財に指定されたのを契機に復興が始まり、平成13年に「平成の大修復・復原」完了しました。

八千代座の中に入ると、今週末の発表会に向けて地元の人が練習をしており、それを見ながら舞台の雰囲気を味わうことができました。また、案内されて奈落の底へ降りると、人力で動く回り舞台や迫り、花道のすっぽんなどの仕掛けも見学することができました。これらの装置が、今も現役で使われているというのは、かなり驚きでした。


八千代座を見学して周辺の散策した後は、今日のお宿である山鹿温泉清流荘へ向かいました。清流荘は、昔ながらの日本旅館という雰囲気で、ゆっくりとお風呂に入った後、写真に示すような睦月会席を頂きました。清流荘の隣には、「令和6酒造年度 全国新酒鑑評会 金賞受賞」の老舗酒蔵=千代の園酒造(株)があります。せっかくなので、夕食は、その酒蔵の飲み比べセットを味わいながあ頂きましたが、両方とも美味しかったです。今晩も、また食べ過ぎ&飲み過ぎました・・・(笑)。


